目次
概要
日本商工会議所が主体となっている補助金です。
目的
本補助金は、持続的な経営に向けた経営計画に基づく、小規模事業者等の地道な販路開拓等の取組(例 新たな市場への参入に向けた 売り方の工夫や新たな顧客層の獲得に向けた商品の改良・開発等)や、地道な販路開拓等と併せて行う業務効率化の取組を支援するために要する経費の一部が補助されます。
併せて、事業者が事業再開に向け、業種別ガイドライン等に照らして事業を継続する上で必要最小限の感染防止対策を行う取組についても補助されます。
受付期間
第4回の申請受付締切は2021年2月5日(金)です。
この後(第5回以降)はおよそ4ヶ月ごとに受付が予定されています。
補助の対象
下記の①または②の取組に関する費用が対象となります。
①地道な販路開拓等(生産性向上)の取組
- 新商品を陳列するための棚の購入
- 新たな販促用チラシの作成 、送付
- 新たな販促用PR(マスコミ媒体での広告、ウェブサイトでの広告)
- 新たな販促品の調達、配布
- ネット販売システムの構築
- 国内外の 展示会、見本市への出展 、商談会への参加
- 新商品の開発
- 新商品の開発にあたって必要な図書の購入
- 新たな販促用チラシのポスティング
- 国内外での商品PRイベントの実施
- ブランディングの専門家から新商品開発に向けた指導、助言
- 新商品開発にともなう成分分析の依頼
- 店舗改装(小売店の陳列レイアウト改良 、飲食店の店舗改修を含む 。)
など
②業務効率化(生産性向上)の取組
【「 サービス提供 等 プロセスの改善 」 の取組事例イメージ】
- 業務改善の専門家からの指導、助言による長時間労働の削減
- 従業員の作業導線の確保や整理スペースの導入のための店舗改装
【「 IT利活用 」 の取組事例イメージ】
- 新たに倉庫管理システムのソフトウェアを購入し、配送業務を効率化する
- 新たに労務管理システムのソフトウェアを購入し、人事・給与管理業務を効率化する
- 新たにPOSレジソフトウェアを購入し、売上管理業務を効率化する
- 新たに経理・会計ソフトウェアを購入し、決算業務を効率化する
など
補助率、補助額
補助率は2/3、補助上限額は50万円です。
(バー、カラオケなどの特例事業者は100万円)
採択率(審査通過率)
2020年の小規模事業者持続化補助金(一般型)の採択率は以下です。
第3回以降は採択率が大きく下がりそうです。
第4回はいままで採択されなかった事業者が殺到する可能性が高いと思われますが、コロナの第3波の影響で応募者数が減るかもしれません。
申請締切 | 採択発表 | 採択率 | ||
---|---|---|---|---|
第1回 | 3/31 | 5/22 | 91% | 申請応募者数がかなり少ない |
第2回 | 6/5 | 8/7 | 65% | 申請応募者数はまだ少ない |
第3回 | 10/2 | 1月中 | ? | コロナ特別対応型と同様、この回から大人気!締切から採択発表まで3ヶ月以上となっています |
第4回 | 2/5 | ? | ? | 2020年の一般型、コロナ特別対応型に落ちた事業者がここに応募してくるのは必至です。 |
また参考として、令和2年に別枠で設定された「コロナ特別対応型」の採択率は以下の表です。
「コロナ特別対応型」は補助率も高く、2020年夏以降大人気となり、そのため採択がかなり難しい補助金となりました。
申請締切 | 採択発表 | 採択率 | ||
---|---|---|---|---|
第1回 | 5/15 | 5/29 | 82% | 申請応募者数がかなり少ない |
第2回 | 6/5 | 7/22 | 81% | 申請応募者数はまだ少ない |
第3回 | 8/7 | 10/30 | 34% | この回から大人気!締切から採択発表まで3ヶ月近くかかっています |
第4回 | 10/2 | 2月上旬 | ? | 採択発表まで4ヶ月となりさらに人気化していると考えられます |
第5回 | 12/10 | ? | ? | 第3回までに審査に落ちた事業者、第4回に重複して申請する事業者などが殺到しているはず |